大会日時:2008年 08月 24日(日曜日) 会場:佐賀県総合体育館[佐賀県佐賀市]
団体戦 – 小学生の部:優勝 洗心道場
先鋒:奥村 次鋒:桂川 中堅:山田 副将:岡野 大将:野依
決勝トーナメント | |||
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2回戦 | 洗心道場 | 5 – 0 | 富士霊雨堂B(佐賀) |
3回戦 | 洗心道場 | 3 – 1 | 江北少剣クA(佐賀) |
4回戦 | 洗心道場 | 5 – 0 | 志免心正会(福岡) |
5回戦 | 洗心道場 | 5 – 0 | 小郡天神会(福岡) |
準々決勝戦 | 洗心道場 | 4 – 0 | 如水館(福岡) |
準決勝戦 | 洗心道場 | 2 – 1 本数勝 |
白坪愛育会(熊本) |
決勝戦 | 洗心道場 | 3 – 2 | 熊本神泉会(熊本) |
洗心道場王者の貫禄―熊本神泉会 力負け準V
先鋒戦制し 一気に―俊敏 体さばき 連続技さえる
「準決勝の二本負けが悔しかった。もう負けない」。洗心道場(愛知)の先鋒(せんぽう)・奥村崇は並々ならぬ闘志を燃やして試合場に立った。出足鋭く竹刀を打ち込み、1分4秒で最初のメンを決めると、直後にコテ、メンの連続技でさらに一本を奪った。勢いに乗ったチームは副将・岡野嵩までに勝負を決め、小学生大会で初となる3連覇を成し遂げた。
準々決勝までは大将戦までもつれることなく勝ち上がった。初めて試練が訪れたのは、準決勝・白坪愛育会(熊本)戦。大将・野依聖大はリードされた場面で登場した。「『負けられない」と思うと体が勝手に動いた」。立て続けにメン2本が決まると、戦況を見守ったチームメートも大きくこぶしを突き上げた。
名古屋市中心部の寺の道場で技を磨く。けいこは週3回でそれぞれ約1時間。決して多くないが、1000本以上の切り返しを40分かけて行うなど基本動作を大切にする。それが源となり、今大会では、二度三度と連続技を仕掛けたり、俊敏な体さばきで技を打ち返すシーンも目立った。
愛知県内での実力はトップレベルで、7月の全日本少年錬成大会でベスト8。「相手より先に自分たちの形をつくることで攻め続けられた」と内田信之監督。県勢などの前に立ちはだかり、けいこに裏打ちされた強さを見せつけた。
大将戦、二本勝ちで意地
前日の中学生男子に続き、2部門制覇を狙った熊本神泉会(熊本)は、王者・洗心道場(愛知)の壁を破ることはできず、準優勝に終わった。
決勝は先鋒戦がすべてだった。「何とか引き分け以上で粘ってくれれば、中堅、大将で勝負できる」。泉史郎監督の思惑は外れ、二本負けで出鼻をくじかれた。中堅の小林世奈が一本勝ちで望みをつないだが、副将が負け、優勝がなくなった。
大将戦で二本勝ちし、意地を見せた井上舜は「自分までつないでほしかったが、しょうがない。相手の力が上だった」と話し、「このチームには5年生が2人いるので、来年こそ頂点に上ってほしい」と夢を託した。
2006年8月28日 佐賀新聞の記事より抜粋
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