大会日時:2006年 08月 27日(日曜日) 会場:佐賀県総合体育館[佐賀県佐賀市]
団体戦 – 小学生の部:優勝 洗心道場
先鋒:河村敬太 次鋒:河井献介 中堅:加藤秀都 副将:神野大輔 大将:廣田憲亮
決勝トーナメント | |||
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2回戦 | 洗心道場 | 5 – 0 | 塩田至誠館(佐賀) |
3回戦 | 洗心道場 | 5 – 0 | 水上道場(福岡) |
4回戦 | 洗心道場 | 5 – 0 | 白坪愛育会A(熊本) |
5回戦 | 洗心道場 | 4 – 1 | 三近堂(佐賀) |
準々決勝戦 | 洗心道場 | 2 – 0 | 如水館(福岡) |
準決勝戦 | 洗心道場 | 3 – 0 | 熊本神泉会(熊本) |
決勝戦 | 洗心道場 | 2 – 0 | 黒津少年剣道クラブ(佐賀) |
洗心道場、鮮やか初陣
基本技術の高さ光る―良質の練習、好選手育成
東海の少年剣士たちが、「剣道王国・佐賀」で鮮烈なデビューを飾った。初出場の洗心道場(愛知)が一気に頂点へ駆け上った。「九州の強豪に胸を借りるつもりで来たんですが」。内田信之監督は終始、興奮冷めやらぬ表情だった。
攻撃力の高さが際立っていた。決勝までの7試合中、5―0が3度。うち2度は5人全員が2本勝ちを収めた。黒津少剣クとの決勝では「勝つことだけを考えた」という先鋒(せんぽう)・河村敬太がメンで2本勝ち。中堅・加藤秀都は相手に注意が与えられた後の仕切り直し直後を狙い、メンと返しドウを立て続けに連取。力強い打突、切り返しの速さなど基本技術の高さに関係者も驚きの声を上げた。
名古屋市の中心部・中区に道場を構え39年。大会の礎を築いた故大麻勇次範士十段の孫・大麻孝彦さん(三重県在住)と内田監督が以前、同じ実業団チームに所属していたことが縁で参加した。都市部の人口流出が続き、選手数も全盛期の3分の1に減少したが、質の高い練習で好選手を育成している。大将を務めた廣田憲亮は7月にあった全日本選抜少年錬成大会個人戦で優勝した実力者だ。
「九州の選手たちはみんなレベルが高く、勉強になった。中学生大会にも挑戦したい」と廣田。27年間、九州勢が守り抜いてきた小学生大会の大旗が、初優勝の喜びとともに海を渡る。
2006年8月28日 佐賀新聞の記事より抜粋
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