先日、洗心道場を支えていただいていた、お父様が多くの方に惜しまれご逝去されました。
ご家族にとっても、まわりのすべての方にとっても本当に早すぎる人生でした。私は、その家族から多くを学び、勇気づけられました。ご家族は、名古屋市外から道場まで通っていただき、後援会役員や洗心道場40周年記念大会には、実行委員長として先頭に立って大成功を修めていただきました。そしてご子息の長男は、内閣総理大臣杯の箱根大会では、大将として初優勝に貢献し、次男は、日本武道館にて中学2年生時は、全国準優勝、中学3年時は、全国3位と大活躍をされ、長男は高校進学後も全国選抜大会に出場、次男は難関を突破して慶応義塾高校へ進学と。2人のご子息を立派に育てられました。又、ご夫婦は、洗心道場一のおしどり夫婦として有名でした。病気が本当に憎いです。なぜ、なぜとしか思えません。
良く道場でお話していたときは、稽古が厳しく、ここまでやるか!と思っていたそうです。しかし、歯をくいしばり耐えて、結果が出て先生有難うございます、とおっしゃて頂いたときは、私もそれまでの苦労が一瞬のうちにどこかへ飛んでいきました。私よりも、ご両親のご苦労はもっと大変だったと思います。色々な役を引き受けるということは大変です。ご両親どちらかが役をやるのが普通ですがお父様までが、40周年記念大会という大役を立派に成功させられました。お父様は最後まで、大病と闘い、父親としての姿、男としての生き様を家族だけではなく、まわりの我々にも見せてくれました。私は結婚もしてませんし、まして子供もおりません。だからまぶしく、そして尊敬をしておりました。昨年入院中、メールにて何度かお話させていただきましたが、病床からでもご子息のことはもちろん、奥様の負担への心配を心からされ、先生女房が心配だから宜しくお願いします。といつもおっしゃってました。
お父様の生き様は、奥様、ご子息にしっかりと刻まれ、私のこころに仏となり生涯忘れることはありません。お父様の生き様に負けないようこれからも頑張って行きたいと思います。たまには道場にいらしてください。どこからでも見ていてください。そして、みんなを守ってください。本当にお疲れ様でした。もう病気と辛い闘いはなくなりましたので、ゆっくり安らかにお休みください。後世がまた幸せになりますように。ご冥福をお祈りいたします。
合掌
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